『ゴルゴ13』は200巻あるけど、どこから読んでも大丈夫です
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※大きなネタバレはありません。
巻数を見て逃げないでください
『ゴルゴ13』は、さいとう・たかを先生が1968年に「ビッグコミック」で始めた劇画です。単行本は200巻を超えています。
200巻です。
本棚に並べたら、たぶん壁になります。「今から追いつくのは無理だろ」と思ってしまう気持ちは、すごくよくわかります。
でも、ここで逃げるのはもったいないんですよ。この漫画、基本的に1話完結なんです。どの巻のどの話から読んでも、その話だけでちゃんと楽しめます。順番どおりに読む必要はまったくありません。
入口は「気になるテーマ」で選べばOK
おすすめの読み方は、興味のあるテーマの話から入ることです。
石油、金融、宇宙開発、紛争、最新の科学技術。各話がその時代の世界情勢を題材にしているので、ニュースで見たことのある話が、ゴルゴの世界ではこう転がるのか、という楽しみ方ができます。気になる回をひとつ読んでみて、合えば次へ。それで十分です。
主人公がほぼしゃべらない
主人公は、超一流のスナイパー、デューク東郷。通称ゴルゴ13です。
この人、本当にしゃべりません。自分の気持ちも語りません。
なので物語の大半は、依頼人や狙われる側、それを追いかける人たちの目線で進みます。主人公の内面が描かれない分、周りの人間たちの思惑とか事情とか、そういうドロドロしたものが前に出てくるんですよね。
で、最後にゴルゴが現れて、その人間ドラマにきっちり決着をつけていく。主人公なのにほぼ「現象」みたいな扱いなのが、この漫画の一番変わったところで、一番おもろいところだと思っています。
ルールがブレないから安心して読める
「俺の背後に立つな」で有名なとおり、ゴルゴには徹底したルールがあります。依頼の受け方、報酬、裏切られたときの対応。何十年たっても、そこが絶対にブレません。
だから読むほうは、話の中身がどれだけ変わっても「さて、ゴルゴはこれをどう片づけるのか」という一点に集中できます。この安心感がクセになるんですよね。
合わないかもしれない人
主人公の成長や心の動きを追いかけたい人には、たぶん物足りないです。成長しませんし、心も見せないので。
銃撃や暗殺の場面が多いのと、劇画タッチの絵柄なので、そこが苦手な人も少しハードルが高いかもしれません。
とはいえ、1話だけなら30分もかかりません。巻数にビビらずに、まずは気になる1話からどうぞ。